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独立を果たしたレバノンが近代化政策の中心に添えた大事業
レバノン第二の都市、地中海に面したトリポリには、「ラシード・カラーミー国際見本市会場」があります。これはブラジルの建築家であるオスカー・ニーマイヤーによって、1962年から1967年にかけて設計されたもので、1943年に独立を果たしたレバノンにとって近代化政策の中心的なプロジェクトでした。国際見本市のメインの建物は、ブーメランの形をした、幅70m長さ750mの巨大なホールです。各国の展示パビリオンが、一つのコンクリート製屋根の下に設置できました。
内戦の勃発により建物は未完成のまま
ニーマイヤーとレバノンの技術者たちが大陸を超えて協力し、ブラジルのモダニズムの概念がこの地に持ち込まれて統合されたことは、建築分野での文化交流を表すものです。これは当時、アラブ地域における20世紀モダニズム建築の代表作の一つとされていました。しかし、レバノン内戦が1975年に勃発したことで、建物は未完成のままです。コンクリートの老朽化によって崩壊の危険性があることから、2023年に緊急的登録推薦で世界遺産登録されました。
アクセス
ベイルートからトリポリまで大型バスや乗合バスで2時間~2時間半。トリポリ市内から会場まではタクシーで15分程度。
執筆協力者PROFILE
北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。
アクセス
ベイルートからトリポリまで大型バスや乗合バスで2時間~2時間半。トリポリ市内から会場まではタクシーで15分程度。
執筆協力者PROFILE
北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。
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