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フィンランドで数少ない中世の街
ラウマの街はフィンランドの南西部に位置しています。ここは、フィンランドで数少ない中世の街です。もともと海辺にあった旧市街は、地盤の隆起により現在は海岸線から1.5kmほど内陸に入った場所にあります。旧市街は、ほとんどが個人所有の約600棟の木造建築からなり、スカンジナビア半島最大規模の木造平屋建築の家屋が残っています。ラウマ旧市街地は、北欧の伝統的な木造建築の技術と伝統がよく保存された代表的な事例です。

住人たちが中世の古地図をもとに街並を忠実に復元
ラウマはフランチェスコ会修道が創設された1400年頃から発展しましたが、16世紀のベスト流行や、1682年の大火災による街の全焼など、その歴史は苦難の連続でもありました。しかし住人たちは、中世の古地図をもとに街並を忠実に復元しました。現存する約 600棟の木造家屋群は、すべて18~19世紀の復興期に再建されました。フランチェスコ会修道院の内側に建てられた聖十字架教会は、この街で唯一の石造りの建築物です。不規則な道路網、街区、区画、中庭など、都市計画構造は中世以来維持されています。
アクセス
ヘルシンキからバスで約3時間30分~4時間、車で約3時間。
執筆協力者PROFILE
大阪府出身。大学卒業後電気機器メーカーに入社、2015年退職。在職時代世界遺産に興味を持ち、2010年世界遺産検定マイスター資格取得、以降世界遺産アカデミー認定講師として、大学、自治体、カルチャー教室等で世界遺産講座や世界遺産検定対策講座など多数実施中。
アクセス
ヘルシンキからバスで約3時間30分~4時間、車で約3時間。
執筆協力者PROFILE
大阪府出身。大学卒業後電気機器メーカーに入社、2015年退職。在職時代世界遺産に興味を持ち、2010年世界遺産検定マイスター資格取得、以降世界遺産アカデミー認定講師として、大学、自治体、カルチャー教室等で世界遺産講座や世界遺産検定対策講座など多数実施中。
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