ライン渓谷中流上部
カッツ城。対岸のラインフェルス城を守るために築かれた、軍事基地的な役割をもっていた

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : ドイツ連邦共和国 所在地 : States of Rhineland-Palatinate (Rheinland-Pfalz) and Hesse (Hessen) 分類 : 文化遺産 登録年 : 2002年 登録基準 : (ii) (iv) (v) 遺産の面積 : 272.5㎢ バッファ・ゾーン : 346.8㎢ 座標 : N50 10 25 E7 41 39

about

自然と古城が織りなす景観

ライン川は全長1,223km、ヨーロッパ6ヵ国にわたり流れる国際河川です。そのうち、ドイツ西部に位置するビンゲン、リューデスハイムからコブレンツにかけての中流域、約65kmの区間は、急峻な峡谷と、河岸に60以上の町や集落、段々畑のブドウ園、城や要塞が点在する独特の景観が広がります。一帯には先史時代から人類が居住し、紀元前1世紀にローマ帝国の支配下に置かれると大陸の南北を結ぶ水運路として機能しました。中世には交通の要所として繁栄し、河岸には関所となる城や城塞が40以上も築かれました。これ等の城の多くは交易路を防衛する目的を担っていましたが、17~18世紀にかけてのドイツとフランスの戦争で荒廃し、廃城となりました。しかし、自然と古城が織りなす風景がロマン主義運動の感性に強く訴え、19世紀になるとロマン主義の影響を受けたラインシュタイン城やシュトルツェンフェルス城、カッツ城(ネコ城)などが建築・再建されました。こうして形成された景観は多くの詩人や画家、作曲家に着想を与え、芸術や文学の分野にも大きな影響を及ぼしました。

アクセス

日本からフランクフルトへ。空港から鉄道でマインツ経由でビンゲンへ約50分。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター(世界遺産アカデミー賞)

民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。

遺産DATA

所在地 : States of Rhineland-Palatinate (Rheinland-Pfalz) and Hesse (Hessen)
分類 : 文化遺産
登録年 : 2002年
登録基準 : (ii) (iv) (v)
遺産の面積 : 272.5㎢
バッファ・ゾーン : 346.8㎢
座標 :N50 10 25 E7 41 39

アクセス

日本からフランクフルトへ。空港から鉄道でマインツ経由でビンゲンへ約50分。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター(世界遺産アカデミー賞)

民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。