about
ブルガリア正教の総本山として発展
リラの修道院は、10世紀に正教会によって列聖された隠者、イワン・リルスキー(リラのイワン)によって建立され、ブルガリア正教の最重要な修道院です。彼の隠遁生活と墓所は、後に修道院として発展し、ブルガリア中世の宗教・社会生活において中心的な役割を果たしました。
何度も焼失しながらも再建を続け、途切れなかった歴史
14世紀に発生した大地震によって修道院は全壊しましたが、当時この地を統治していた貴族フレリヨ・ドラゴボラにより再建。19世紀初頭の火災でも焼失しましたが、1834年から1862年にかけて再建されました。その建築様式は、ブルガリア・ルネサンス(18~19世紀)の典型的な例とされ、スラヴ文化のアイデンティティの再生を象徴しています。
東方正教会世界における精神的・芸術的影響力を示す
敷地中央にある聖母聖堂は三廊式の建物で、白黒のストライプ模様に飾られたアーチ状の入口を抜けると、19世紀のブルガリア宗教の傑作とされつ天井のフレスコ画を見ることができます。建築様式やフレスコ画などは、バルカン半島の建築と美学に大きな影響を与えてきました。
アクセス
ソフィアから1日1便直行バスあり。所要時間は約2時間30分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
ソフィアから1日1便直行バスあり。所要時間は約2時間30分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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