about
山々と呪術や豊穣を祈願した遺跡がもたらす文化的景観
北大西洋に浮かぶカナリア諸島グラン・カナリア島中央部の広大な山岳地帯にリスコ・カイドは位置しています。この地では、多数の岩絵がある穴居時代の考古学遺跡や、穀物倉庫や貯水槽、農耕集落からなる文化的景観が形成されています。穴居時代の考古学遺跡は21の洞窟から構成されているほか、呪術や宗教的儀式、豊作の祈りと関係していると見られる岩絵も残されています。その中の1つの洞窟の天井には小さな光の入り口があり、夏至から秋にかけて光が差し込むことで、洞窟内の岩絵が照らし出されるようにつくられています。夜空も美しいこれらの遺跡周辺では、星と母なる地球の崇拝にも関連していると考えられています。

アクセス
グラン・カナリア空港からビジターセンター最寄りのアルテナラバス停までサン・テルモバスターミナル、テロルバスターミナルを経由してバスで約2時間30分。
執筆協力者PROFILE
広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。
アクセス
グラン・カナリア空港からビジターセンター最寄りのアルテナラバス停までサン・テルモバスターミナル、テロルバスターミナルを経由してバスで約2時間30分。
執筆協力者PROFILE
広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。
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