ルウェンゾリ山地国立公園
独特な高山植物が生息する。マルゲリータ峰(スタンリー山)周辺は万年雪に覆われている

遺産DATA

地域 : アフリカ 保有国 : ウガンダ共和国 所在地 : District of Kabarole, Kasese and Bundibugyo 分類 : 自然遺産 登録年 : 1994年 危機遺産 : 1999年~2004年 登録基準 : (vii) (x) 遺産の面積 : 996㎢ 座標 : N0 13 25 E29 55 27

about

アフリカ大陸第3の高峰を擁する山地で大河ナイルの水源

ウガンダ共和国の西部、コンゴ共和国との国境地帯にあり、コンゴのヴィルンガ山地とつながっています。ルウェンゾリとは「雪をいただく山々」という意味で、アフリカ大陸第3の高峰マルゲリータ峰を擁し、赤道直下にありながら万年雪と氷河が見られる山岳地帯です。ここから流れ出る雪解け水は北へ流れ、大河ナイル川となります。氷河、滝、湖が点在し、数多くの絶滅危惧種が生息するほか、珍しい植物の自生地となっています。

霧に適応した草花と高山植物

ここに生息するヘリクリサムという植物は、毎日のように霧に覆われる気候に適応して、霧の時には花弁を閉じ、日光がそそぐと急いで花弁を開きます。また、標高4,000m近くでは、赤道直下にもかかわらず夜は氷点下まで気温が低下するため、高山植物のセネシオやロベリアは綿毛で樹皮を覆い、茎内部の空洞に蓄えた空気を日中に温めて、断熱材のように利用することで、夜の寒さに耐える仕組みを持っています。

アクセス

首都カンパラから最寄りのカセセまで、1時間に1本運行している長距離バスを利用。

執筆協力者PROFILE

細谷 正文
細谷 正文
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。

遺産DATA

地域 : アフリカ
所在地 : District of Kabarole, Kasese and Bundibugyo
分類 : 自然遺産
登録年 : 1994年
危機遺産 : 1999年~2004年
登録基準 : (vii) (x)
遺産の面積 : 996㎢
座標 :N0 13 25 E29 55 27

アクセス

首都カンパラから最寄りのカセセまで、1時間に1本運行している長距離バスを利用。

執筆協力者PROFILE

細谷 正文
細谷 正文
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。