独特な高山植物が生息する。マルゲリータ峰(スタンリー山)周辺は万年雪に覆われている
about
アフリカ大陸第3の高峰を擁する山地で大河ナイルの水源
ウガンダ共和国の西部、コンゴ共和国との国境地帯にあり、コンゴのヴィルンガ山地とつながっています。ルウェンゾリとは「雪をいただく山々」という意味で、アフリカ大陸第3の高峰マルゲリータ峰を擁し、赤道直下にありながら万年雪と氷河が見られる山岳地帯です。ここから流れ出る雪解け水は北へ流れ、大河ナイル川となります。氷河、滝、湖が点在し、数多くの絶滅危惧種が生息するほか、珍しい植物の自生地となっています。
霧に適応した草花と高山植物
ここに生息するヘリクリサムという植物は、毎日のように霧に覆われる気候に適応して、霧の時には花弁を閉じ、日光がそそぐと急いで花弁を開きます。また、標高4,000m近くでは、赤道直下にもかかわらず夜は氷点下まで気温が低下するため、高山植物のセネシオやロベリアは綿毛で樹皮を覆い、茎内部の空洞に蓄えた空気を日中に温めて、断熱材のように利用することで、夜の寒さに耐える仕組みを持っています。
アクセス
首都カンパラから最寄りのカセセまで、1時間に1本運行している長距離バスを利用。
執筆協力者PROFILE
細谷 正文
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
アクセス
首都カンパラから最寄りのカセセまで、1時間に1本運行している長距離バスを利用。
執筆協力者PROFILE
細谷 正文
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
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