about
水路でしかアクセスできない隔絶された森
コンゴ川中流域の中心部に位置するサロンガ国立公園は、約3万6,000㎢にもわたって広がる、アフリカ最大の熱帯雨林保護区です。広大な湿地帯と、水路でしかアクセスできない森林地帯から構成されており、これらの地域は未だに十分には探索されておらず、事実上未開の状態にあると考えられています。非常に隔絶されていることから野生動物の楽園となっており、種と生態系の重要な進化の過程を知ることができます。ここで暮らす動植物は、複雑な赤道直下の熱帯雨林環境における生物進化と生物群集の適応を示す好例となっているのです。
推定2万頭が生息するボノボの研究地
公園内には約400種を超える哺乳類が暮らしており、ボノボ(ピグミーチンパンジー)、アフリカゾウ、コンゴクジャク、ニシアフリカクチナガワニ、オカピなど、数多くの絶滅危惧種も確認されています。中でも約2万頭が生息すると推定されるボノボに関しては、その研究地として有名です。近年は、密猟の増加や森林伐採の深刻化などによって生態系の維持が危ぶまれており、1999年から2021年まで危機遺産リストにも記載されました。公園南部の約3分の1にはピグミー族の集団が居住しています。

アクセス
現地まで陸路はなく、専門業者を通じて船の手配や許可取得などを頼む必要がある。コンゴ民主共和国は政情不安定なため、外務省の安全情報確認を。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
アクセス
現地まで陸路はなく、専門業者を通じて船の手配や許可取得などを頼む必要がある。コンゴ民主共和国は政情不安定なため、外務省の安全情報確認を。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
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