about
プレ・インカ期の先住民族の祭祀施設
ボリビア東部のアンデス山麓にあるサマイパタの砦は、二つの部分から成り、その一つは多くの彫刻が残る丘で、長さ220m、幅約60mの赤い砂岩でできた一枚岩からなり、その表面全体に動物、幾何学模様、壁龕、運河など、宗教的に重要な様々な表現が全面に彫刻されています。眼下に街を見下ろすこのモニュメントは、スペイン到来以前の伝統と信仰を証明する唯一のもので、アメリカ大陸のどこにも類似するものがなく、アマゾン地域のプレ・コロンブス時代の儀式用建造物としては最大級のものです。 もう一つが、行政および居住地区と行政機関を形成していた丘の南側の地域です。ここは、インカがこの遺跡を占領し、記念碑的な公共建築物が建つ大きな中央広場や、軍事利用のための施設、商業地域、そして監視のための居住区域など、異なる文化的な集落の建築構造が組み合わされています。
インカの辺境首都としての戦略的な役割
この遺跡は、紀元300年頃にはモホコヤス文化の人々によって儀式・居住の中心地として利用され始め、14世紀にはインカによって占領され辺境の首都とされました。この地は、チャコ地方の好戦的なチリグアノ族の侵略に対する防壁として機能し、スペイン人にもその戦略的重要性は認識され、ポトシの銀山と、アンデス高地の植民中心地を結ぶ主要な中継地点となりました。そのため軍事的・政治的に重要な地であったことを示しています。
アクセス
ボリビア最大の都市のサンタ・クルスからサマイパタまでバスで約3〜3.5時間。サマイパタ中心部から砦まではタクシーで10〜15分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
ボリビア最大の都市のサンタ・クルスからサマイパタまでバスで約3〜3.5時間。サマイパタ中心部から砦まではタクシーで10〜15分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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