サーンチーの仏教遺跡
第1ストゥーパとトラナ(門)。創建は紀元前3世紀頃とされる

遺産DATA

地域 : 西・南アジア 保有国 : インド 所在地 : Madhya Pradesh 分類 : 文化遺産 登録年 : 1989年 登録基準 : (i) (ii) (iii) (iv) (vi) 座標 : N23 28 45.984 E77 44 23

about

アショーカ王が残したインド最古の大ストゥーパ

インド中部、マディヤプラデーシュ州にある『サーンチーの仏教遺跡』は、高さ約90mの丘の上に、宗教建築が群立しています。約50の遺跡群の中には、3つの大型のストゥーパ(仏塔)や祠堂、僧院など紀元前3世紀~後12世紀までの仏教の遺構が今に残されています。遺跡群はマウリヤ朝第3代の王であるアショーカ王がレンガ積みの小塔を建立したことから始まり、王の石柱と4頭の獅子を組み合わせた柱頭なども発見されています。また、第1ストゥーパはサーンチーを代表する建造物のひとつとして有名です。アショーカ王が各地につくった8万を超すストゥーパのひとつであり最古のもので、直径36.6m、高さ16.5mの大ストゥーパは頂上部を除いてほぼ完全な形で残されていることから、古い仏塔形式の典型として重要視されています。

アクセス

デリーからボーパールまで国内線で約1時間30分。ボーパールからサーンチーまでバスで約2時間。

執筆協力者PROFILE

ミド
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。

遺産DATA

保有国 : インド
所在地 : Madhya Pradesh
分類 : 文化遺産
登録年 : 1989年
登録基準 : (i) (ii) (iii) (iv) (vi)
座標 :N23 28 45.984 E77 44 23

アクセス

デリーからボーパールまで国内線で約1時間30分。ボーパールからサーンチーまでバスで約2時間。

執筆協力者PROFILE

ミド
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。