サンガネブ海洋国立公園とドゥンゴナブ湾-ムッカワル島海洋国立公園
サンガネブ環礁上にあるサンガネブ灯台からの眺め

遺産DATA

地域 : アフリカ 保有国 : スーダン共和国 分類 : 自然遺産 登録年 : 2016年 登録基準 : (vii) (ix) (x) 遺産の面積 : 2,607㎢ バッファ・ゾーン : 5,046㎢ 座標 : N19 44 10 E37 26 35(サンガネブ海洋国立公園)

about

紅海で唯一の環礁、サンガネブ

本遺産は、スーダンの紅海沿岸にある2つの海洋国立公園、サンガネブと、そこから約125㎞北にあるドゥンゴナブ湾-ムッカワル島で構成されています。紅海にぽつんと浮かぶサンガネブ海洋国立公園は、この海域で唯一の環礁であり、世界最北端に位置するサンゴ礁のひとつです。スーダン沖の深海に囲まれた孤立した環礁には、13ものサンゴ帯が広がり、300種を超える魚やイルカ、ウミガメが生息しています。手つかずの自然が織りなす海中景観は、まさに“紅海の宝石”とも呼ばれる美しさです。透明度の高い青い海に浮かぶサンゴ群や、立体的な礁の造形は、科学的にも貴重な存在です。紅海の暖かく塩分の高い特殊な環境の中で進化した、独自の生態系が広がります。

ドゥンゴナブ湾-ムッカワル島海洋国立公園

ドゥンゴナブ湾-ムッカワル島海洋国立公園は、紅海北部に広がる多彩な海洋生態系の宝庫です。湾の内外には色鮮やかなサンゴ礁が連なり、海岸線にはマングローブ林、そして海底には海草藻場が広がるなど、さまざまな生きもののすみかが共存しています。ここでは、絶滅危惧種のジュゴンをはじめ、ジンベエザメ、マンタ、イルカ、渡り鳥が暮らし、繁殖や休息の場として利用されています。季節によっては、クジラの群れが姿を見せることもあり、まさに海のゆりかごのような場所です。紅海の北と南、それぞれの海域から集まる生物たちが共存するこの地域は、生物多様性の交差点であり、科学的にも世界的な価値をもつ希少な環境です。

アクセス

カルトゥームからポートスーダンまで国内線で約1時間、ポートスーダンからサンガネブ海洋国立公園まではボートで約1〜2時間。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。

遺産DATA

地域 : アフリカ
分類 : 自然遺産
登録年 : 2016年
登録基準 : (vii) (ix) (x)
遺産の面積 : 2,607㎢
バッファ・ゾーン : 5,046㎢
座標 :N19 44 10 E37 26 35(サンガネブ海洋国立公園)

アクセス

カルトゥームからポートスーダンまで国内線で約1時間、ポートスーダンからサンガネブ海洋国立公園まではボートで約1〜2時間。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。