about
マグダレナ川沿いに発展した南米北部の植民地拠点
サンタ・クルス・デ・モンポスは、スペインによる南米北部の植民地支配において重要な役割を果たした都市です。1540年、カルタヘナ総督フアン・デ・サンタ・クルスによってマグダレナ川のほとりに築かれたこの都市は、カリブ海の港であるカルタヘナ港と内陸部を結ぶ主要な水路沿いに位置し、物流と商業において重要な場所となっていました。都市は川沿いに発展し、洪水の際に街を守るための防壁が築かれました。17世紀以降、都市は拡大していき、街路や路地、多様なファサードをもつ家々が並ぶ都市へと変化しました。18世紀半ばには、レンガ造りに瓦屋根をもつ1~2階建ての建物が600軒、瓦葺きの家屋や小屋が1,800軒も建っていたと記録されています。
独自の広場配置と景観の調和を保つ都市構造
サンタ・クルス・デ・モンポスの歴史地区は、多くのスペイン植民地都市が中央広場を中心に形成されていたのとは異なり、川との位置関係を重視して設計されています。川に並行して延びるアルバラーダ通りには三つの広場があり、それぞれに教会が建っています。この広場はかつてのインディオの居留地があった場所とされています。「無原罪の御宿り」広場に面して建つ聖母教会は、1537年に着工した市内最古の教会とされています。市内で最も有名なサンタ・バルバラ広場の教会には、バロック様式の八角形の鐘楼が備わっています。また、17 世紀以降アルバラーダ通りに建てられた民家は、複数の家屋が長屋のように一列に並んで立っており、1階部分は店舗として利用されました。17~19世紀初頭の住宅は中庭を囲む構造で、気候と地域の習慣に合わせたつながりのある環境が生まれています。

アクセス
カルタヘナからマガンゲまでバスで4~5時間。マガンゲからベルー港まで車で約35分。そこからモンポスへ渡し舟で約25分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
カルタヘナからマガンゲまでバスで4~5時間。マガンゲからベルー港まで車で約35分。そこからモンポスへ渡し舟で約25分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
Similar Heritage
特徴が似た遺産を探す