シャンティニケタン
ノーベル文学賞を受賞した創立者のラビンドラナート・タゴールは、日本を訪問したこともある

遺産DATA

地域 : 西・南アジア 保有国 : インド 所在地 : West Bengal, District of Birbhum 分類 : 文化遺産 登録年 : 2023年 登録基準 : (iv) (vi) 遺産の面積 : 0.36㎢ バッファ・ゾーン : 5.3773㎢ 座標 : N23 40 49 E87 41 5.9

about

宗教的・文化的境界を超えた人類の一体化という思想に基づく学校

インド東部西ベンガル州の農村部に、詩人で哲学者のラビンドラナート・タゴールが1901年に設立した寄宿制の学校兼芸術センターがあります。1921年にはヴィシュヴァ・バーラディ大学(世界大学)となり、タゴールの「人類の一体化」という理念を象徴する存在となっています。タゴールはアジア人として最初のノーベル文学賞を受賞し、さらにインド国歌の作詞作曲をするなど、インドの国民的偉人です。彼は「世界が一つのカゴとなる」という宗教的文化的境界を超えた人類の統一・一体化という思想をここに具現化しようとしました。この学校では、屋外授業・農村での労働と生活・芸術制作などを通じ、すべてが調和した環境下で教育・自然・芸術を組み合わせた「総合芸術」を指向しました。

インドとアジアの伝統を合わせた「汎アジア的モダニズム」

この学校の建物は英国植民地時代のコロニアル様式やアール・デコ様式ではなく、インド伝統様式と他のアジア伝統の建築様式を合わせた「汎アジア的モダニズム」で建てられています。「ウィタラン」はタゴールの住居で、その生活と思想を繁栄した建物です。「アマラ・クティル」は伝統的手工業品の制作所で地域社会との結びつきを感じさせます。タゴールの理念はマハトマ・ガンディーらのインド自由運動にも大きな影響を与えました。

アクセス

コルカタから北西へ160km。コルカタからは最寄りのボルプール駅まで特急列車で約3時間。

執筆協力者PROFILE

大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。

遺産DATA

保有国 : インド
所在地 : West Bengal, District of Birbhum
分類 : 文化遺産
登録年 : 2023年
登録基準 : (iv) (vi)
遺産の面積 : 0.36㎢
バッファ・ゾーン : 5.3773㎢
座標 :N23 40 49 E87 41 5.9

アクセス

コルカタから北西へ160km。コルカタからは最寄りのボルプール駅まで特急列車で約3時間。

執筆協力者PROFILE

大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。