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イタリア統一運動を牽引したサヴォイア家
サヴォイア家の王宮と邸宅は、イタリア北部ピエモンテ州の州都であるトリノとその周辺に立地します。サヴォイア家は、11世紀初頭にフランス領内のアルプス地方に興った王家で、13~15世紀に北イタリアに領土を拡大しサヴォイア公国となりました。さらに、18世紀にサルディーニャ島を領有してサルディーニャ王国へと名を変え、イタリア統一運動を牽引し、統一後のイタリア王国の王家となりました。サヴォイア公国時代の1562年、サヴォイア公エマヌエーレ・フィリベルトは首都をトリノに移しました。支配者としての権力を誇示するため、大規模な王宮と邸宅群の建築を指示しました。そして、フィリベルトの後継者たちも建設を継続しました。
バロック建築群が見られるイタリア王国の街
サヴォイア家の王宮と邸宅は、22の建物群で構成されています。11の邸宅はトリノ市街の中心地にあり、残りの11の邸宅は市街の周辺部に放射状に延びるように配置されています。宮殿や狩猟館など多様な建物にバロック建築様式を取り入れて、当時の名高い建築家と芸術家を集めて、設計・装飾されました。中心部にある王宮は17世紀に現在の姿となりましたが、その後約200年にわたり改築や改装が行われました。バロック建築の巨匠グァニリーノ・グァリーニが手掛けたカリニャーノ宮殿は、イタリア王国統一後、最初の議会が開かれた場所です。さらに、フランスの城館を模してつくられたヴァレンティノ城やヴェナリア城も残されています。
アクセス
ミラノ中央駅からトリノ、ポルタ・ヌオヴァ駅まで特急列車で約1時間30分。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
アクセス
ミラノ中央駅からトリノ、ポルタ・ヌオヴァ駅まで特急列車で約1時間30分。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
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