セゴビアの旧市街とローマ水道橋
古くから様々な文化が交錯し築かれてきたセゴビアの街。写真は1525年に建設が始まったカテドラル(司教座大聖堂)

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : スペイン 分類 : 文化遺産 登録年 : 1985年 範囲変更年 : 2015年 登録基準 : (i) (iii) (iv) 遺産の面積 : 1.3428㎢ バッファ・ゾーン : 4.0144㎢ 座標 : N40 56 54.5 W4 7 0.3

about

ローマ帝国の重要拠点だった街の変化

スペインの中心部、カスティーリャ・イ・レオン州にあるセゴビアは、エレスマ川とクラモレス川の2つの川に挟まれた地形を有効活用した要塞都市です。紀元前80年にはローマ帝国の支配下に入ったこの地は、ローマ帝国の重要拠点であり、イベリア半島の交通の要所でした。ローマ人が築いた水道橋は128本の柱が支える2層アーチで構成され、全長813m、最高部の高さ28.5mの規模を誇ります。ローマ水道橋は西暦50年頃に建設されたと考えられていますが保存状態も良好で、歴史的なセゴビアの街並みから切り離すことのできない街のシンボルとなっています。12世紀には、カスティーリャ王国のアルフォンソ6世によって、ローマ時代に要塞として建造された建物をアルカサル(王宮)へ改築します。また、1525年に建設が始まったカテドラル(司教座大聖堂)は完成までに200年以上の歳月を要しました。

アクセス

セゴビア:マドリードから鉄道で30分~1時間。

執筆協力者PROFILE

ミド
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。

遺産DATA

保有国 : スペイン
分類 : 文化遺産
登録年 : 1985年
範囲変更年 : 2015年
登録基準 : (i) (iii) (iv)
遺産の面積 : 1.3428㎢
バッファ・ゾーン : 4.0144㎢
座標 :N40 56 54.5 W4 7 0.3

アクセス

セゴビア:マドリードから鉄道で30分~1時間。

執筆協力者PROFILE

ミド
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。