エディルネのセリミエ・モスクとその関連施設
イズニク・タイルを用いて飾られたモスク内部。窓も多く、明るい空間になっている

遺産DATA

地域 : 西・南アジア 保有国 : トルコ共和国 分類 : 文化遺産 登録年 : 2011年 登録基準 : (i) (iv) 遺産の面積 : 0.025㎢ バッファ・ゾーン : 0.375㎢ 座標 : N41 40 40 E26 33 34

about

イスタンブルに次ぐ都市、エディルネ

エディルネはブルサに代わるオスマン帝国2番目の都であり、1453年に都がイスタンブルに移るまで都として栄えました。そのエディルネに、オスマン帝国を代表する建築家、ミマール・スィナンがセリミエ・モスクを設計したのは16世紀後半。イスタンブルが都になってからもエディルネは副都として機能し、特にセリム2世がこの地を気に入っていたため、壮大なモスクの建設をスィナンに命じました。巨大なドームと4本の細いミナレット(尖塔)からなるこのモスクは、イスタンブルにある多くのモスクにも負けない存在感を放っています。

エディルネのセリミエ・モスクとその関連施設
16世紀後半に築かれたオスマン建築の代表作(©Khaled El-Adawi/Adobe Stock)

スィナンの最高傑作

8本の柱で支えられていた大ドームは、直径31.5mにもなり、四隅にはミナレットが付随しています。またイズニク・タイルと呼ばれる、世界最古の手工芸と言われるトルコ伝承のタイル装飾が惜しみなくモスク内で使用されており、訪れる者を圧倒させます。また、モスクの周りにはマドラサ(神学校)やスーク(市場)、図書館といった公共施設も含む建築複合体(キュリエ)が建設され、スィナン自身も、最高傑作と称するほどでした。彼の建築物としてはイスタンブルのスレイマニエ・モスクも有名ですが、エディルネのこのモスクの方が後に建築されたため、このモスクとキュリエには彼の技術の粋が集まっているとも言えます。

アクセス

イスタンブルからエディルネまで車で約3時間。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。

遺産DATA

保有国 : トルコ共和国
分類 : 文化遺産
登録年 : 2011年
登録基準 : (i) (iv)
遺産の面積 : 0.025㎢
バッファ・ゾーン : 0.375㎢
座標 :N41 40 40 E26 33 34

アクセス

イスタンブルからエディルネまで車で約3時間。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。