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アメリカ大陸における最古級の人類史を刻む場所
ブラジル北東部のピアウイ州に位置するセラ・ダ・カピバラ国立公園は、アメリカ大陸における最古の人類の痕跡が発見された場所のひとつです。この公園には、旧石器時代から新石器時代にかけての人類が描いたと考えられている数万点に及ぶ岩絵が残されており、この地域の歴史や文化の変遷を物語っています。最古の遺物はおよそ5万年前に遡るものもあります。これらの発見は「人類はベーリング海峡を経て約1万2,000年前にアメリカ大陸に到達した」という従来の定説を覆し、南米における人類定住の歴史を大きく書き換えるものとなりました。
岩壁に描かれた生命の多様な記録
公園内に点在する岩壁には、動物や植物、人間、そして狩猟の様子や儀式的な活動を描いた岩絵が多数見られます。これらの絵は、当時の人々の生活や信仰、そしてこの地域の豊かな自然環境を伝える貴重な記録です。描かれている動物の中には、ラクダ科の動物やナマケモノなど、一帯では絶滅してしまった種も含まれており、当時(氷河期)の自然環境や生態系などが、現在の半乾燥気候とは大きく異なっていたことが分かります。このように、岩絵は単なる芸術作品にとどまらず、古生物学的な情報をも提供する役割を果たしています。
アクセス
ピアウイ州都のテレジーナから、サン・ライムンド・ノナートまでバスまたは車で約8~10時間。公園内は現地ガイドの同行が必須。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
ピアウイ州都のテレジーナから、サン・ライムンド・ノナートまでバスまたは車で約8~10時間。公園内は現地ガイドの同行が必須。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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