スカン・グアイ
ハイダ族が築いたトーテムポールには、半族の象徴であるワシやワタリガラスの彫刻が施されている

遺産DATA

地域 : 北米 保有国 : カナダ 所在地 : Province of British Columbia 分類 : 文化遺産 登録年 : 1981年 登録基準 : (iii) 座標 : N52 5 42 W131 13 13

about

無人の島に残るハイダ族の集落跡

カナダ西部の太平洋上に浮かぶハイダ・グアイ(旧クイーン・シャーロット諸島)の最南端にある小さな島、アンソニー島に、先住民であるハイダ族の集落跡が残ります。ハイダ族は5,000年前にはハイダ・グアイに居住しており、アンソニー島には2,000年以上前に住み始めたとされています。ハイダ族は漁労や狩猟で暮らしを営んできましたが、やがて白人が持ち込んだ病気で激減し、19世紀末にこの集落は廃墟となりました。以降、ここには恒久的な居住地はありません。

精霊や伝説上の人物、動物を刻んだ柱

島には現在、ニンスティンツと呼ばれる村の住居跡や貝塚、洞窟、彫刻が施された墓石や記念碑の柱などが残り、ハイダ族の芸術と生活様式を物語っています。この遺跡は、ハイダ族の生きた文化と、彼らと陸と海との関わりを示すものであり、彼らの口承伝承を視覚的に理解する手がかりとなっています。中でも、精霊や伝説上の人物、動物などを彫刻した柱「トーテムポール」32本は、文字を持たない先住民が残した貴重な文化遺産となっています。

アクセス

日本からカナダのバンクーバー空港まで直行便で約9時間。国内線でモースビー島へ。フェリーでグラハム島へ渡り、そこからボートやカヤックを利用して向かう。

執筆協力者PROFILE

毎日新聞記者・デスク/世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。

遺産DATA

地域 : 北米
保有国 : カナダ
所在地 : Province of British Columbia
分類 : 文化遺産
登録年 : 1981年
登録基準 : (iii)
座標 :N52 5 42 W131 13 13

アクセス

日本からカナダのバンクーバー空港まで直行便で約9時間。国内線でモースビー島へ。フェリーでグラハム島へ渡り、そこからボートやカヤックを利用して向かう。

執筆協力者PROFILE

毎日新聞記者・デスク/世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。