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無人の島に残るハイダ族の集落跡
カナダ西部の太平洋上に浮かぶハイダ・グアイ(旧クイーン・シャーロット諸島)の最南端にある小さな島、アンソニー島に、先住民であるハイダ族の集落跡が残ります。ハイダ族は5,000年前にはハイダ・グアイに居住しており、アンソニー島には2,000年以上前に住み始めたとされています。ハイダ族は漁労や狩猟で暮らしを営んできましたが、やがて白人が持ち込んだ病気で激減し、19世紀末にこの集落は廃墟となりました。以降、ここには恒久的な居住地はありません。
精霊や伝説上の人物、動物を刻んだ柱
島には現在、ニンスティンツと呼ばれる村の住居跡や貝塚、洞窟、彫刻が施された墓石や記念碑の柱などが残り、ハイダ族の芸術と生活様式を物語っています。この遺跡は、ハイダ族の生きた文化と、彼らと陸と海との関わりを示すものであり、彼らの口承伝承を視覚的に理解する手がかりとなっています。中でも、精霊や伝説上の人物、動物などを彫刻した柱「トーテムポール」32本は、文字を持たない先住民が残した貴重な文化遺産となっています。
アクセス
日本からカナダのバンクーバー空港まで直行便で約9時間。国内線でモースビー島へ。フェリーでグラハム島へ渡り、そこからボートやカヤックを利用して向かう。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
アクセス
日本からカナダのバンクーバー空港まで直行便で約9時間。国内線でモースビー島へ。フェリーでグラハム島へ渡り、そこからボートやカヤックを利用して向かう。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
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