このエリアは中に水路が張り巡らされ、製粉用の水車を動かしていた
about
古代からの専門知識と技術を受け継いできた水利施設
イラン西部にあるシューシュタルは古代ペルシャ帝国(アケメネス朝)のダレイオス1世の時代にパサルガダエから遷都されたスーサを起源とする都市で、古代以来の要衝の地です。紀元前5世紀のアケメネス朝時代の基盤の上に、紀元3世紀のササン朝ペルシャの時代になって築かれたのがこの水利システムです。シューシュタルはカルン川の中州に位置し、ササン朝の夏の都でした。ここに造られた水利施設は、古代エラム文明やメソポタミアの技術を受け継ぎ、さらにはナバテア人やローマの土木建築など様々な専門知識と技術を受け継いだものです。
現在もこの地を潤し続ける運河
現在、水利施設として残されているのは、運河や水利システム全体の操作場、水位計測塔(コラーファンギの塔)、ダムや貯水池などです。アケメネス朝時代の防衛拠点であったサラセル城も残っています。カルン川から分水した「ギャルギャル運河」と「シャティート運河」の主要な2つの運河があり、特に「ギャルギャル運河」は現在でも稼働しており、市内や農耕地・果樹園に水を供給し続けています。
アクセス
州都アフヴァーズから車で約1時間。
執筆協力者PROFILE
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
アクセス
州都アフヴァーズから車で約1時間。
執筆協力者PROFILE
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
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