シンガポール植物園
植民地時代の建造物が残る。ここでの研究がゴムのプランテーションの拡大に貢献した

遺産DATA

地域 : 東・東南アジア 保有国 : シンガポール共和国 所在地 : Tanglin District 分類 : 文化遺産 登録年 : 2015年 登録基準 : (ii) (iv) 遺産の面積 : 0.49㎢ バッファ・ゾーン : 1.37㎢ 座標 : N1 18 55 E103 48 58

about

ローレンス・ニーベンによって景観設計された文化的景観の価値をもつ植物園

シンガポール中心部に位置する『シンガポール植物園』は、1859年のイギリス植民地時代に開園した熱帯植物園です。開園以来、娯楽の場、研究の場として親しまれながらも、植物の保存と教育において近代の世界最高レベルの科学機関としての役割を果たしています。風景式庭園から園芸や植物学研究を行う研究所、そして世界的な植物園へと発展してきました。植物園の配置は、設立時に景観設計を任されたローレンス・ニーベンによるものとなっています。また、英国のキュー植物園から提供された苗木を東南アジア一帯に分配する役目を担ったほか、現在でも科学、研究、植物保存などにおいて重要な拠点であり続けています。特に1875年から東南アジアで進められたゴムのプランテーションの栽培とは深い関係あがり、20世紀のゴム栽培の拡大にも大きく貢献しました。

アクセス

MRT「ボタニック・ガーデンズ駅」から徒歩で約1分。

執筆協力者PROFILE

ミド
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。

遺産DATA

所在地 : Tanglin District
分類 : 文化遺産
登録年 : 2015年
登録基準 : (ii) (iv)
遺産の面積 : 0.49㎢
バッファ・ゾーン : 1.37㎢
座標 :N1 18 55 E103 48 58

アクセス

MRT「ボタニック・ガーデンズ駅」から徒歩で約1分。

執筆協力者PROFILE

ミド
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。