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イル・ハン国の君主たちの夏営地
「ソルターニーイェ」とは、アラビア語の『スルタンに関するもの』から転じて『スルタンの居場所』そして『首都』という意味になります。チンギス・ハンの孫のフラグが建てたイル・ハン国の古都で、第8代君主のオルジェイトゥによって14世紀初頭に都市が建設されました。ここはイラン北東部にあり、広大で緩やかな丘陵地に草原が広がり、もともとモンゴル語で「黄褐色の草地」という意味の「クンクル・ウラン」と呼ばれていた土地で、イル・ハン国の多くの君主が夏営地としていたところです。イル・ハン国はイスラム教を国教としていましたので、その世俗の君主はスルタンと呼ばれました。
スルタンの墓「オルジェイトゥの霊廟」
第8代君主のオルジェイトゥの霊廟はイスラム様式で建てられました。8基のミナレットに囲まれた青いタイルの巨大なドームが特徴で高さは50mあります。このドームは二重殻構造になっており、イランで最古で最大の二重ドーム建築です。この廟は、内部装飾の美しさでも知られ、カザフスタンのホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟を含む、各地のイスラム建築に影響を与えました。
アクセス
イラン北東部の町ザンジャンから南東へ約45km、車で約1時間。なお、2025年11月現在、外務省海外安全HPで当該地域には危険レベル3の「渡航中止勧告」が出ており、訪問は難しい。
執筆協力者PROFILE
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
アクセス
イラン北東部の町ザンジャンから南東へ約45km、車で約1時間。なお、2025年11月現在、外務省海外安全HPで当該地域には危険レベル3の「渡航中止勧告」が出ており、訪問は難しい。
執筆協力者PROFILE
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
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