スレバルナ自然保護区
スレバルナ湖。周辺での農業が悪影響を及ぼし、一時は危機遺産に登録されたこともある

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : ブルガリア共和国 所在地 : Village of Srebarna, Province of Silistra; 16 km west of the town of Silistra and 1 km south of the Danube 分類 : 自然遺産 登録年 : 1983年 範囲変更年 : 2008年 危機遺産 : 1992年~2003年 登録基準 : (x) 遺産の面積 : 6.38㎢ バッファ・ゾーン : 6.73㎢ 座標 : N44 6 51.984 E27 4 41

about

ラムサール条約の登録地

ブルガリア北東部ドナウ川の下流に広がるスレバルナ自然保護区」は、「銀の湖」を意味するスレパルナ湖を中心に、ブルガリアに生息するほぼ全種の鳥類が見られる6㎢の湿原地帯です。プロンズトキやオオサギなどのサギ類を含む100種類の鳥類や、ユーラシアカワウソなど39種類の哺乳類が確認されているほか、両生類や爬虫類も多数生息し、一時は絶滅が危惧された、ペリカンの最大種であるハイイロペリカンが50~100つがいも確認されています。またこの自然保護区は、渡り鳥の飛来路にある重要な湿地でもあり、約80種の渡り鳥に季節ごとの生息地を提供しています。世界的に絶滅の危機に瀕しているコビウとアカガンが越冬するところでもあります。1948年に自然保護区となり、1975年にはラムサール条約の登録地にもなっています。

アクセス

首都ソフィアから車で約5時間。

執筆協力者PROFILE

萩原 卓
萩原 卓
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/森林インストラクター/自然観察指導員/国家資格キャリアコンサルタント

大阪府出身。大学卒業後電気機器メーカーに入社、2015年退職。在職時代世界遺産に興味を持ち、2010年世界遺産検定マイスター資格取得、以降世界遺産アカデミー認定講師として、大学、自治体、カルチャー教室等で世界遺産講座や世界遺産検定対策講座など多数実施中。

遺産DATA

所在地 : Village of Srebarna, Province of Silistra; 16 km west of the town of Silistra and 1 km south of the Danube
分類 : 自然遺産
登録年 : 1983年
範囲変更年 : 2008年
危機遺産 : 1992年~2003年
登録基準 : (x)
遺産の面積 : 6.38㎢
バッファ・ゾーン : 6.73㎢
座標 :N44 6 51.984 E27 4 41

アクセス

首都ソフィアから車で約5時間。

執筆協力者PROFILE

萩原 卓
萩原 卓
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/森林インストラクター/自然観察指導員/国家資格キャリアコンサルタント

大阪府出身。大学卒業後電気機器メーカーに入社、2015年退職。在職時代世界遺産に興味を持ち、2010年世界遺産検定マイスター資格取得、以降世界遺産アカデミー認定講師として、大学、自治体、カルチャー教室等で世界遺産講座や世界遺産検定対策講座など多数実施中。