about
セルビア王国の最初の首都となった都市遺跡
スタリ・ラスは、ラシュカ川とセベチェヴォ川の合流点近くの山岳地帯に位置し、セルビア王国の最初の首都となった都市です。丘の上のグラディナ要塞や麓のトゥルゴヴィシュテの街など、9世紀頃から建造された建造物が残る考古学遺跡となっています。これらは、中世においてセルビア民族がスラヴ文化や他の民族の文化にもたらした独自の貢献を象徴しています。
10世紀から13世紀にかけての3つの教会建築群
ソポチャニ修道院は、質の高いフレスコ画で知られ、特に聖三位一体聖堂の「聖母の眠り」は同時代におけるビザンツ美術の中でも特に優れた傑作として知られています。これらはビザンツ帝国からセルビアの宮廷に避難していた当時再考の芸術家たちの作品群です。ジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院の聖ゲオルギ教会は、ロマネスク様式とビザンチン様式を融合させたこの地域特有の建築様式の最初期の例です。聖ペテル教会はバルカン半島に現存する最古のキリスト教会とされており、ここに残るフレスコ画も10世紀から14世紀にかけての絵画芸術の発展の証拠として非常に貴重なものです。
アクセス
ベオグラードから最寄りのノヴィ・パザルまでバスで5~6時間、ノヴィ・パザルから車で約30分。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
アクセス
ベオグラードから最寄りのノヴィ・パザルまでバスで5~6時間、ノヴィ・パザルから車で約30分。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
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