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人類の存在の記録を伝える洞窟
現生人類がヨーロッパに初めて到達したのは、約4万3千年前の最終氷期のことでした。彼らが居住地とした地域の一つが、ドイツ南部のシュヴァーベン・ジュラです。ここでは、古代の人々が一連の洞窟の中や周辺で生活しており、現在ではこれらの洞窟は考古学的遺跡となっています。1860年代から現在に至るまで発掘が続けられており、現生人類だけでなく、それ以前に存在していたネアンデルタール人の痕跡も含む、長期にわたる人類の存在の記録が明らかになっています。
世界最古の造形美術
この遺産の中心となっているのは、オーリニャック文化層を含む洞窟で、これらは約4万3千年前から3万3千年前にかけてのものです。これらの遺跡からは、彫刻された小像、楽器、装身具などが発見されています。小像には、氷期の環境に生息していた動物、たとえばホラアナライオン、マンモス、鳥、ウマ、ウシ類、魚などが描かれています。また、半分が動物、半分が人間という姿の像や、女性の小像も見つかっています。「シュヴァーベン・ジュラの洞窟と氷河期の芸術」は、世界で最も古い具象芸術や楽器が集中して発見された、極めて貴重な考古学的遺産群です。出土品と周囲の自然環境を含めて、初期の人類文化の卓越した集合体を形成しており、人類の芸術的表現の起源を明らかにする手がかりを見ることができます。これらの遺跡における長年にわたる実り多い研究の伝統は、ヨーロッパにおける後期旧石器時代の理解に大きな影響を与えてきました。
アクセス
【フランクフルト経由】日本からフランクフルト国際空港まで直行便で12~13時間。そこからウルム中央駅まで電車で約2時間、さらにシュルクリンゲン駅までローカル鉄道で30分。徒歩約20分でホーレ・フェルス洞窟。
【ミュンヘン経由】本からミュンヘン国際空港まで直行便で12~13時間、ミュンヘン中央駅まで電車で40分。そこからウルム中央駅経由でシュルクリンゲン駅まで約2時間半。徒歩約20分でホーレ・フェルス洞窟。
執筆協力者PROFILE
民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。
アクセス
【フランクフルト経由】日本からフランクフルト国際空港まで直行便で12~13時間。そこからウルム中央駅まで電車で約2時間、さらにシュルクリンゲン駅までローカル鉄道で30分。徒歩約20分でホーレ・フェルス洞窟。
【ミュンヘン経由】本からミュンヘン国際空港まで直行便で12~13時間、ミュンヘン中央駅まで電車で40分。そこからウルム中央駅経由でシュルクリンゲン駅まで約2時間半。徒歩約20分でホーレ・フェルス洞窟。
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民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。
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