about
地中海文明を伝えるギリシャの植民都市
シチリア島東部の地中海沿岸にあるシラクサは、紀元前8世紀にギリシャのコリントス市が建設した植民都市が起源となります。紀元前5世紀には、アテネに並ぶほどの都市に発展し、ローマの政治家キケロが、「あらゆるギリシャ都市のなかで最も美しい」と讃えました。街には、古代ギリシャ時代につくられ、大聖堂に改築されたアテナ神殿や、15,000人の観客を収容する規模であったギリシャ劇場、そして古代ローマ時代の円形闘技場、要塞などが残されています。この歴史都市は、ビザンティン時代からブルボン王朝までの間に、アラブのイスラム教徒、ノルマン人、ホーエンシュタウフェン朝のフリードリヒ2世、アラゴン王国、両シチリア王国に支配されていて、3,000年にわたる地中海文明の発達を物語っています。
石切り場に残された5,000の墳墓群
パンタリカの墓地遺跡はシラクサから40㎞ほど離れた場所にあります。紀元前13世紀から紀元前7世紀にかけて、石切り場の壁を洞窟上に穿ってつくられた墳墓群が5,000以上も見つかっています。墓は北東から南西へ1,200m、北西から南東へ500mにわたって広がっていて、墓とともに、ギリシャ植民地時代の住居跡などが残っています。また周辺には、ビザンツ時代の遺跡も残り、アナクトロンと呼ばれる王子の宮殿の土台の遺構がよく知られています。
アクセス
空路カターニア・フォンターナロッサ空港へ。シラクサまではバスで約1時間半。シラクサからパンタリカまでは車で約1時間。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
アクセス
空路カターニア・フォンターナロッサ空港へ。シラクサまではバスで約1時間半。シラクサからパンタリカまでは車で約1時間。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
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