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ユーラシア大陸最高峰の山脈が交わる場所
タジキスタン東部のパミール地域は、ユーラシア大陸最高峰の山脈が交わる場所で、「パミール・ノット(パミールの結び目)」と呼ばれます。プレート同士の衝突による巨大な地殻変動で隆起した、ヒマラヤやカラコルムなどの各山脈が、ここから放射状に広がっているのです。その中心に位置するのがタジキスタン国立公園です。ここは世界で最も地殻変動が活発な地域の一つで、地球表面の大きな変動はプレートの境界で起こるという「プレートテクトニクス理論」や大陸の沈み込み現象のまたとない研究の場になっています。また、頻繁に強い地震が発生することから人口密度が低く、マルコ・ポーロ・アルガリ羊やユキヒョウ、シベリア・アイベックスなど絶滅危惧種の哺乳類や鳥類の貴重な生息地にもなっています。
急峻な山々と多くの氷河、河川・湖が織りなす景観
タジキスタン国立公園は季節による気温の変化が激しく、東側に高原、西側には7,000m超の峰を含むごつごつとした地形が続きます。地域内には1,085の氷河が確認され、中でも、ユーラシア大陸最大の谷氷河で、極地以外では世界最長となるフェドチェンコ氷河が有名です。多くの地形が一つの地域内に見られるのが特徴で、170の河川、400以上の湖が存在します。1世紀以上前の巨大な地震による地滑りで堰がつくられて湖となったサレズ湖、隕石の衝突でできた湖の中では最も大きく標高の高い場所に位置するとされるカラクル湖などが知られています。氷河に覆われた険しい峰々に囲まれた深い渓谷と、樹木のない荒涼とした高山砂漠や湖沼群が織りなす景観は、他に類を見ない自然美を作り上げています。
アクセス
日本から経由便でタジキスタンの首都ドゥシャンベへ。パミール高原観光の主要拠点ホログへは車で約12時間。さらに専用車や乗り合いタクシーなどを利用して公園内を巡る。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
アクセス
日本から経由便でタジキスタンの首都ドゥシャンベへ。パミール高原観光の主要拠点ホログへは車で約12時間。さらに専用車や乗り合いタクシーなどを利用して公園内を巡る。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
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