ハノイにあるタン・ロン皇城遺跡の中心地
タン・ロン皇城の正門「端門」

遺産DATA

地域 : 東・東南アジア 保有国 : ベトナム社会主義共和国 分類 : 文化遺産 登録年 : 2010年 登録基準 : (ii) (iii) (vi) 遺産の面積 : 0.18395㎢ バッファ・ゾーン : 1.08㎢ 座標 : N21 2 15.072 E105 50 19

about

13世紀にわたり政治権力の中心地として継続

タン・ロン皇城は、11世紀にベトナム李王朝によって建設され、ダイヴィト王朝の独立を象徴するものとなりました。皇城は、7世紀に遡る中国の要塞跡、ハノイの紅河デルタを埋め立てた土地に築かれました。この地は7世紀から19世紀までの期間にわたり、約13世紀の間途切れることなく政治権力の中心地であり続けました。さまざまな考古学的階層や記念碑によって証明されており、権力の座が長きにわたる存続と継続を特徴としています。

中国とチャンパー王国の影響が融合した独自文化

皇城の建物や、ホアンディウ考古遺跡18カ所の遺跡は、紅河下流域に特有な東南アジア文化を反映しています。この地域は、北は中国、南は古代チャンパー王国からもたらされた影響の十字路に位置しており、こうした異文化間の交流が、紅河下流域に独特の文化を形成したことを証明しています。タン・ロン皇城は、その地理的な立地と歴史的背景を通じて、北と南の文明の要素が融合し、独自の発展を伝える稀有な証拠となっています。

ベトナム独立の形成期から現代戦争までの歴史的象徴

タン・ロン皇城は、その政治的機能と象徴的な役割により、数多くの重要な文化的・歴史的出来事、そして先駆的な芸術的表現や道徳的、哲学的、宗教的な思想と直接結びついています。この一連の出来事は、植民地時代や二度の独立戦争とベトナム再統一を含め、千年以上にわたる独立国家の形成と発展のプロセスを象徴的に示しています。したがって、この遺跡は、ベトナムという独立国家のアイデンティティと歴史的連続性を理解するために重要なものとなっています。

アクセス

アクセスがしやすく、ハノイ市内中心部から徒歩約25〜30分、タクシーだと約10分ほど。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。

遺産DATA

分類 : 文化遺産
登録年 : 2010年
登録基準 : (ii) (iii) (vi)
遺産の面積 : 0.18395㎢
バッファ・ゾーン : 1.08㎢
座標 :N21 2 15.072 E105 50 19

アクセス

アクセスがしやすく、ハノイ市内中心部から徒歩約25〜30分、タクシーだと約10分ほど。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。