about
詩や絵画といった文化や芸術の源泉、インスピレーションの地
約2,300㎢の湖水地方と呼ばれる地域は、氷河によって削られた大地ですが、18世紀以降にこの地へやってきた人々により、この険しい環境下ながらも農地を切り開き、豪華な邸宅、庭園、公園が意図的に造られ、美しい大地へと変えられてきました。そしてこれらの景観はイギリス人にとって行楽の場になり、ロマン主義運動によって高く評価され、絵画、デッサン、そして詩や言葉を通して称えられてきたのです。近年においてはピーターラビットの舞台になった場所としても有名になりました。
守り続けた「湖の擁護者」、今では世界の自然保護運動へ
19世紀後半、湖水地方では採石と鉱業が盛んとなり、急速に景観を変えていきました。特にこの時代は世界遺産『ウェールズ北西部の粘板岩の景観』と同じく、粘板岩(スレート)の採石場が拡大し、新しい鉄道路線の設置が計画されました。この時に抗議集会を組織し、反対運動を起こす委員会「湖水地方防衛協会」を設立し、国や報道各社も巻き込んで主導した人物こそ、キャノン・ハードウィック・ローンズリーです。彼は後に「湖の擁護者」と呼ばれ、1895年、他2名の創始者と共にナショナル・トラストを設立することになります。そして現在、湖水地方の20%以上はナショナル・トラストが所有・管理しています。
アクセス
ロンドンから鉄道で湖水地方の玄関口ウィンダミア駅へ。所要は3~4時間。
執筆協力者PROFILE
前職(株)JTBにて約12年間、海外旅行のパッケージツアーの企画・造成に携わり、世界遺産も含めた観光地のプロモーションや送客に貢献。2021年より国土交通省 観光庁にて勤務、オーバーツーリズム対策や持続可能な観光地域づくりを担当し、現在に至る。世界遺産アカデミー客員研究員、(社)日本イコモス文化観光国内学術委員、(社)台湾世界遺産登録応援会アドバイザー。
アクセス
ロンドンから鉄道で湖水地方の玄関口ウィンダミア駅へ。所要は3~4時間。
執筆協力者PROFILE
前職(株)JTBにて約12年間、海外旅行のパッケージツアーの企画・造成に携わり、世界遺産も含めた観光地のプロモーションや送客に貢献。2021年より国土交通省 観光庁にて勤務、オーバーツーリズム対策や持続可能な観光地域づくりを担当し、現在に至る。世界遺産アカデミー客員研究員、(社)日本イコモス文化観光国内学術委員、(社)台湾世界遺産登録応援会アドバイザー。
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