
ロワール川の南方にある支流シェール川を横切るように立つシュノンソー城
about
2,000年の人と自然の関わりが形づくる美しい文化的景観
フランス最長の川・ロワール川は全長約1,000kmにわたって流れています。その中流域のおよそ280kmにわたる範囲が世界遺産に登録されています。ロワール川は、ガロ・ローマ時代から19世紀にかけて主要な交通と商業の要衝として機能し、渓谷や沿岸の町の経済発展に大きく貢献してきました。14世紀、イギリスとの百年戦争が始まると、川沿いには城塞が築かれましたが、15世紀に戦争が終結すると、それらはやがて豪華な宮殿へと姿を変えていきました。以降、16世紀末にかけて貴族たちは次々とこの渓谷に壮麗な城を築いていきました。世界遺産としては、渓谷に点在する建築物の質の高さや、2,000年以上にわたり形成されてきた農村・都市の文化的景観が高く評価されています。
アクセス
【シャンボール城】パリからブロワ駅まで、電車で1時間半程度。
執筆協力者PROFILE
雨宮 早陽
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師
アクセス
【シャンボール城】パリからブロワ駅まで、電車で1時間半程度。
執筆協力者PROFILE
雨宮 早陽
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師
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