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ヴィクトリア湖周辺の独特な集落「オヒンガ」
ケニア西部のヴィクトリア湖の近郊に、16世紀頃につくられたとされる集落跡が残ります。ヴィクトリア湖周辺の独特な集落は「オヒンガ」と呼ばれ、現地の言葉で「大きな要塞」を意味します。その内のティムリカ・オヒンガ(ティムリカとは現地の言葉で「恐ろしい鬱蒼とした森」の意味)という集落が最大規模であり、保存状態が良く、世界遺産に登録されています。このティムリカ・オヒンガは四つの大きなオヒンガからできており、コチエンが中心的なオヒンガで、残りはカクク、コケッチ、コルオチといいます。これらのオヒンガは20世紀半ばまで使用されていたと考えられています。
コミュニティの中心地であったティムリカ・オヒンガ
ティムリカ・オヒンガの石壁はモルタルなしで所定の位置に設置されたブロックや、岩石などで作られており、高さ約1.5~4.5m、厚み約1mで石が密集し絡み合っています。これらの石壁は住民や家畜を守る機能を備えており、同時に社会的な単位や血縁関係を規定する役割も持ちました。残念ながら、文字史料が乏しいため不明な点が多く、20世紀に突然放棄された理由も不鮮明な状態です。しかし、ルオ族の口頭伝承によると、ティムリカ・オヒンガが経済的・宗教的・社会的な拠点であったことはわかっており、今後の研究による新たな発見が期待されます。
アクセス
首都ナイロビからミゴリまでバスで約9時間。ミゴリからティムリカ・オヒンガまでヴィクトリア湖方面へ車で約1時間半。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
アクセス
首都ナイロビからミゴリまでバスで約9時間。ミゴリからティムリカ・オヒンガまでヴィクトリア湖方面へ車で約1時間半。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
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