about
東南アジア最大の手つかずの森
タイ西部、ミャンマーとの国境近くにある『トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区』は、1970年代に設立された2つの保護区がひとつになった場所です。面積は約62万㏊と、東南アジア本土で最大級の広さを誇ります。険しい山や谷、滝、川などがつくり出す風景は壮観で、人の手があまり入っていないため、自然の姿がそのまま残っています。標高差によって多様な環境があり、タイの中でも貴重な“手つかずの自然”が守られている場所です。
多様な命が息づく場所
この保護区は、アジアの4つの生態地域(ヒマラヤ、インドシナ、スンダ、インド・ビルマ)の特徴が重なり合うエリアです。そのため、ゾウやトラなどをはじめとする約120種の哺乳類、400種の鳥類、さらに多くの希少な生きものが見られます。ここでしか見られない固有種も生息しており、研究や保全の面でも重要視されています。草原、湿地、石灰岩地帯など環境の幅も広く、植物や昆虫、鳥などが互いに影響し合いながら生きています。こうした自然のつながりが保たれていることで、生態系全体が安定し、長い時間をかけて築かれた生命のバランスが今も続いています。
アクセス
バンコクから保護区まで車で約5〜6時間。
執筆協力者PROFILE
世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。
アクセス
バンコクから保護区まで車で約5〜6時間。
執筆協力者PROFILE
世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。
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