ティパサの考古遺跡
カルタゴの交易拠点として栄え、ローマに征服された地中海沿岸の都市遺跡

遺産DATA

地域 : アフリカ 保有国 : アルジェリア民主人民共和国 所在地 : Commune and Wilaya (province) of Tipasa 分類 : 文化遺産 登録年 : 1982年 危機遺産 : 2002年~2006年 登録基準 : (iii) (iv) 遺産の面積 : 0.5216㎢ 座標 : N36 32 60 E2 22 60

about

複雑な文化的背景をもつ古代都市

アルジェリア北部、地中海沿岸のティパサは、紀元前7世紀頃にフェニキア人によって建設された古代都市です。地中海交易の要衝として栄えていましたが、後にローマ帝国の植民都市となってからは、モーリタニアの諸王国を征服するための戦略的拠点になりました。多様な文明が入り混じったティパサは、マグリブ(北西アフリカ)においても特に複雑な文化的背景を持っています。その遺跡もまた、フェニキア、ローマ、初期キリスト教、ビザンチン時代のものや、モーリタニア王家の霊廟など実に多彩です。

北アフリカで最大規模を誇ったバシリカ式大聖堂

4世紀にティパサはキリスト教徒の居住区とされ、その頃に大きなバシリカ式聖堂が建てられました。それは北アフリカで最大規模のもので、長方形の洗礼室や、聖堂内の壁のレリーフなどが今も残っています。この地には7世紀に入るとアラブ人が侵入していきますが、その頃にはすでに無人と化していたようです。アラブ人が名付けたティパサは、アラビア語で「荒廃した都」を意味します。また、本遺産は、保護が不十分であったことなどから、2002年から2006年まで危機遺産リストに記載されていました。

アクセス

首都アルジェからバスで1時間から1時間半。

執筆協力者PROFILE

記者(フリーランス)/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。

遺産DATA

地域 : アフリカ
所在地 : Commune and Wilaya (province) of Tipasa
分類 : 文化遺産
登録年 : 1982年
危機遺産 : 2002年~2006年
登録基準 : (iii) (iv)
遺産の面積 : 0.5216㎢
座標 :N36 32 60 E2 22 60

アクセス

首都アルジェからバスで1時間から1時間半。

執筆協力者PROFILE

記者(フリーランス)/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。