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複雑な文化的背景をもつ古代都市
アルジェリア北部、地中海沿岸のティパサは、紀元前7世紀頃にフェニキア人によって建設された古代都市です。地中海交易の要衝として栄えていましたが、後にローマ帝国の植民都市となってからは、モーリタニアの諸王国を征服するための戦略的拠点になりました。多様な文明が入り混じったティパサは、マグリブ(北西アフリカ)においても特に複雑な文化的背景を持っています。その遺跡もまた、フェニキア、ローマ、初期キリスト教、ビザンチン時代のものや、モーリタニア王家の霊廟など実に多彩です。
北アフリカで最大規模を誇ったバシリカ式大聖堂
4世紀にティパサはキリスト教徒の居住区とされ、その頃に大きなバシリカ式聖堂が建てられました。それは北アフリカで最大規模のもので、長方形の洗礼室や、聖堂内の壁のレリーフなどが今も残っています。この地には7世紀に入るとアラブ人が侵入していきますが、その頃にはすでに無人と化していたようです。アラブ人が名付けたティパサは、アラビア語で「荒廃した都」を意味します。また、本遺産は、保護が不十分であったことなどから、2002年から2006年まで危機遺産リストに記載されていました。
アクセス
首都アルジェからバスで1時間から1時間半。
執筆協力者PROFILE
北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。
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首都アルジェからバスで1時間から1時間半。
執筆協力者PROFILE
北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。
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