トラムンタナ山脈の文化的景観
マヨルカ島の急斜面に段々畑や灌漑システムが整備された

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : スペイン 分類 : 文化遺産 登録年 : 2011年 登録基準 : (ii) (iv) (v) 遺産の面積 : 307.45㎢ バッファ・ゾーン : 786.17㎢ 座標 : N39 43 51 E2 41 41

about

アラブの水利技術とキリスト教世界の土地管理システムのコラボレーション

地中海に浮かぶスペイン領マヨルカ島の北西岸に連なる険しい山岳地帯の急傾斜地には、段々畑のなかに村落や水車などの水利施設が点在する景観が広がっています。ここでは資源の乏しい環境下にもかかわらず数千年間にわたり農耕が行われてきており、特に10世紀からのイスラム支配の時代には、アラブ系の人々が得意とする地下水路カナートや用水路・貯水池などの技術が生かされ、オリーヴなどの栽培が発展しました。山の斜面に蜘蛛の巣のように張り巡らされた当時の集水・貯水と排水の高度な水利システムは現在も利用されています。13世紀末からのキリスト教勢力の支配の時代にもこれら水利施設は引き継がれて、加えて入植者のための水と土地の管理システムが構築され、さらに発展していきました。ここでは、地中海世界におけるイスラム世界とキリスト教世界の農業文化の交流の典型を見ることができます。

アクセス

マドリードからマヨルカ島まで飛行機で約1時間15分。バルセロナからは高速船で約4時間。マヨルカ島のポルト・デ・ソリェルからは鉄道でソーリエルへ。

執筆協力者PROFILE

大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。

遺産DATA

保有国 : スペイン
分類 : 文化遺産
登録年 : 2011年
登録基準 : (ii) (iv) (v)
遺産の面積 : 307.45㎢
バッファ・ゾーン : 786.17㎢
座標 :N39 43 51 E2 41 41

アクセス

マドリードからマヨルカ島まで飛行機で約1時間15分。バルセロナからは高速船で約4時間。マヨルカ島のポルト・デ・ソリェルからは鉄道でソーリエルへ。

執筆協力者PROFILE

大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。