ツォディロの岩絵群
祖霊信仰の聖地に、サイヤキリンなど野生動物の岩絵が描かれている

遺産DATA

地域 : アフリカ 保有国 : ボツワナ共和国 所在地 : The Ngamiland District, north-west Botswana 分類 : 文化遺産 登録年 : 2001年 登録基準 : (i) (iii) (vi) 遺産の面積 : 48㎢ バッファ・ゾーン : 704㎢ 座標 : S18 45 0 E21 43 60

about

世界有数の岩絵の集中度を誇る「砂漠のルーブル美術館」

ツォディロは、ボツワナ北西部、カラハリ砂漠のわずか10平方キロメートルの地域に4,500点以上の壁画が保存されており、世界で最も岩絵が集中している場所の一つです。そのため、しばしば「砂漠のルーブル美術館」と呼ばれています。これらの岩絵は、正確な年代が特定されていませんが、石器時代から19世紀まで長期にわたって、厳しい環境下において何千年もの間、人々が訪れて定住してきたことを示す豊富な証拠を残しています。

10万年以上にわたる人類の活動と環境変化の記録

この地域の考古学的記録は、少なくとも10万年以上にわたる人間の活動と環境の変化を時系列で物語っており、考古学的証拠の大部分は良好に保存されています。遺跡の堆積物には、古代環境に関する多くの情報が含まれており、岩絵の芸術と併せて、初期の人類の生活様式や、人々が時間と空間を超えてどのように環境と関わってきたかについて、洞察が得られます。これらは、人類の文化の発展と、自然と人間との共生的な関係の記録でもあります。

祖先の精霊が宿る聖地としての象徴的価値

ツォディロの岩絵群は、何千年もの間、人類が定住しており、現在でも、この過酷な環境で生きる地元のハンブクシュ族とサン族の、祖霊が訪れる崇拝の場として尊重されています。ツォディロの水飲み場と丘は、神聖な文化的景観として敬われており、この遺跡の無形の価値は、今もなお継承され、重要なものであることを証明しています。こうした地元の人々による活動によって、この遺跡は伝統的に保護されており、それによって今後も継続的な発展が約束されているのです。

アクセス

道が悪く単独で行くのは難しいため、マウン発の日帰りか1泊ツアーに参加するのが一般的。マウンからは車で6〜7時間ほど。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。

遺産DATA

地域 : アフリカ
所在地 : The Ngamiland District, north-west Botswana
分類 : 文化遺産
登録年 : 2001年
登録基準 : (i) (iii) (vi)
遺産の面積 : 48㎢
バッファ・ゾーン : 704㎢
座標 :S18 45 0 E21 43 60

アクセス

道が悪く単独で行くのは難しいため、マウン発の日帰りか1泊ツアーに参加するのが一般的。マウンからは車で6〜7時間ほど。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。