about
先史時代の生活様式の変遷を長期にわたり描写
アフリカ西海岸にあるナミビアの北西部に位置するトゥウェイフルフォンテーンは、アフリカで最も多くの岩石芸術が見られる遺跡の一つです。現地のナマ語では「ツウィツァウス」と呼ばれています。ここで見られる岩石芸術は、6,000年前から2,000年前の先史時代、この地を支配した狩猟採集民たちの信仰や生活などを表現したものです。現地の人々の生活様式や経済活動、価値観などの長期にわたる変遷の様子が、高いレベルの表現により描き出されている点に注目が集まっています。
宗教儀式を想起させる不思議な描写
ここでは、約230の岩面に2,075カ所の岩面彫刻と岩絵が見つかっています。いずれも保存状態は非常に良好です。サイやゾウ、ダチョウ、キリンなどを描いたものが多く、人間や動物の足跡を描いたものや、人間がライオンなどの動物に変身する姿を描いたものなど不思議な描写の岩絵も残っています。現地周辺の6カ所の洞窟からは、儀式の場で舞踏を行う人間の様子を描いた岩絵も見つかっており、岩絵自体が宗教上の儀礼の一環で描かれたものだと考えられています。この遺跡は、少なくとも2,000年にわたるこの地域の狩猟採集民の儀式慣行に関する質の高い記録でもあるのです。
アクセス
経由便でナミビアの首都ウィントフックへ。国内線でダマラランド空港や近隣の空港へ飛び、そこから車で移動。専属ガイドの案内が必要で、現地のツアーを利用するのが一般的。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
アクセス
経由便でナミビアの首都ウィントフックへ。国内線でダマラランド空港や近隣の空港へ飛び、そこから車で移動。専属ガイドの案内が必要で、現地のツアーを利用するのが一般的。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
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