ウルビーノの歴史地区
1444~1482年にウルビーノ公国を統治した当主フェデリーコが建設を命じたドゥカーレ宮殿

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : イタリア共和国 分類 : 文化遺産 登録年 : 1998年 登録基準 : (ii) (iv) 遺産の面積 : 0.2923㎢ バッファ・ゾーン : 36.085㎢ 座標 : N43 43 30 E12 37 60

about

モンテフェルトロ家フェデリーコの下で開花

イタリア中部、マルケ地方の都市ウルビーノは、ルネサンス芸術の中心地の一つとなった文化都市です。15世紀にモンテフェルトロ家の当主フェデリーコが文芸を手厚く保護したため、イタリア国内外から画家や建築家、学者などが来訪し、ルネサンス文化が花開きました。ヨーロッパ各地の文化発展にも大きな影響を与えましたが、16世紀以降になると、ウルビーノは経済的・文化的に停滞するようになりました。このことが皮肉にも、ルネサンス期の面影を色濃く残す街、ウルビーノを形作る要因となったのです。

ヨーロッパ上流社会の儀礼を生んだ社交の場

15世紀半ばには、ドゥカーレ宮殿が建造されました。ゴシック時代の古い城壁の上にルネサンス様式のすっきりした空間が加えられた、均衡の取れた傑作で、宮殿完成までには約100年を要したとされています。周囲と調和することを宮殿設計の基本にしたため、違和感なく周辺の町並みに溶け込んでいるのが特徴です。宮殿内には、ボッティチェリやブラマンテらの下絵による寄木細工が施され装飾に幾何学模様や遠近法も用いた「ドゥーカの居室」なども残ります。かつてドゥカーレ宮殿には多くの文化人が集い、ここからヨーロッパ上流社会の社交儀礼が生まれたとも言われています。

アクセス

日本から直行または経由便でローマへ。市内中心部のテルミニ駅からペーザロまで列車で3~4時間、さらにバスに乗って40~50分。

執筆協力者PROFILE

毎日新聞記者・デスク/世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。

遺産DATA

分類 : 文化遺産
登録年 : 1998年
登録基準 : (ii) (iv)
遺産の面積 : 0.2923㎢
バッファ・ゾーン : 36.085㎢
座標 :N43 43 30 E12 37 60

アクセス

日本から直行または経由便でローマへ。市内中心部のテルミニ駅からペーザロまで列車で3~4時間、さらにバスに乗って40~50分。

執筆協力者PROFILE

毎日新聞記者・デスク/世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。