about
数多くの動物が集まってくる湾
バルデス半島は、アルゼンチン南部のチュブト州にあり、南大西洋に約100㎞ほど突き出た、面積約3,600㎢のアルゼンチン最大の半島です。キノコのような形をしたこの半島は、大陸とはごく狭い陸地でのみつながっています。約400㎞に及ぶ海岸線には、北側のサン・マティアス湾、南側の数千㎢に広がるヌエボ湾などの湾があります。南大西洋の荒波から守られた静かな湾は、ミナミセミクジラ、ミナミゾウアザラシ、ミナミアザラシ、シャチなど、多くの海生哺乳類にとって重要な繁殖地、出産地、育児地となっています。また、鳥類の重要な繁殖コロニーがあり、数万羽のマゼランペンギンの営巣地にもなっています。
パタゴニアの砂漠ステップが占める陸地の生態系
バルデス半島の陸地は、パタゴニア特有のステップが広がっており、陸上生物としては南米在来のラクダ科動物の一種であるグアナコや、アルゼンチン固有のげっ歯類であるパタゴニアマーラなどが生息しています。記録されている鳥類は181種にのぼり、その中にはダーウィン・レアや渡り鳥のサヤハシチドリ、アルゼンチンの固有種であるアルゼンチンフナガモなどが含まれます。湿地の一部は現在、ラムサール条約の下で国際的に重要な湿地として認められており、シギ・チドリ類の重要な営巣地および休息地となっています。バルデス半島の多様な陸上・沿岸・海洋の生態系には、科学的な観点からも保全の観点からも非常に価値のある自然の生息地が含まれています。
アクセス
日本からアルゼンチンまでは直行便がないため、ニューヨークやマイアミ、ヒューストンなどを経由して、まず首都ブエノスアイレスのエセイサ国際空港へ。所要時間は航空会社により異なるが30時間ほど。エセイサ国際空港で国内線に乗り換え、トレレウ空港まで約2時間で到着。バルデス半島へは公共交通手段がほとんどないため、現地のオプショナルツアーなどを利用するのがおすすめ。
執筆協力者PROFILE
國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。
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日本からアルゼンチンまでは直行便がないため、ニューヨークやマイアミ、ヒューストンなどを経由して、まず首都ブエノスアイレスのエセイサ国際空港へ。所要時間は航空会社により異なるが30時間ほど。エセイサ国際空港で国内線に乗り換え、トレレウ空港まで約2時間で到着。バルデス半島へは公共交通手段がほとんどないため、現地のオプショナルツアーなどを利用するのがおすすめ。
執筆協力者PROFILE
國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。
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