about
「天国の谷」の名をもつ南米太平洋岸最大の貿易港
チリ中部、首都サンティアゴの北約130kmに位置するバルパライソは、チリ第2の都市であり、南米太平洋岸最大の貿易港でもあります。1536年にスペイン人のフアン・デ・サアベドラが「発見」し、以後「バルパライソ(天国の谷)」と名付けられました。バルパライソは、マゼラン海峡を介して大西洋と太平洋を結ぶ航路の要所として、1880年代〜1914年のパナマ運河開通まで、一帯に大きな商業的影響を与えてきました。
円形劇場のような地形とカラフルな街並み
街はまるで円形劇場のような地形で、港から丘に向かって急な坂道や石段が放射状に延びています。このあたりではアセンソール(傾斜式エレベーター)も多く、独特の景色を臨むことができます。あちこちで目にするカラフルな外壁の建物は、冬季の雨避けとしてカラフルなトタン板を壁に貼り付けているためです。市街には19世紀後半に建てられた鉄道駅舎や関税局などが立ち並びます。サント・ドミンゴの丘にあるラ・マトリス教会は、街で最古の教会です。1559年に建てられた古い教会に起源を遡りますが、幾度も被害を受ける度に再建され、現在は1842年に建てられたものが残っています。
アクセス
首都サンティアゴからバルパライソまで長距離バスで約2時間。
執筆協力者PROFILE
広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。
アクセス
首都サンティアゴからバルパライソまで長距離バスで約2時間。
執筆協力者PROFILE
広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。
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