about
20世紀に発掘されたローマ貴族の別荘跡
ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレは、イタリアのシチリア島中央部の街ピアッツァ・アルメリーナ郊外にある古代ローマ人の貴族の別荘跡です。3~4世紀に建てられたもので、ローマ帝国の時代以降も、ビザンツ帝国や東ゴート王国などの下で住居として使用されてきました。しかし、12世紀頃には放棄されて、建物は土に埋もれていました。20世紀に入って始められた発掘作業により、32本もコリント式の円柱が並ぶ大広間を中心に、40以上も部屋があり、床いっぱいにモザイク装飾がなされている豪華で広大な別荘跡であることが知られました。
豪華なモザイクが伝えるローマ人貴族の生活
別荘の40以上の部屋と床には、鮮やかな色彩を持つ豪華なモザイク画があります。運動するための部屋には、馬車での競争が描かれています。また、50mを超える大廊下には、アフリカでの猛獣狩りの様子が表現されています。特に有名なモザイク画として、「10の乙女の間」と呼ばれる部屋には、スポーツを楽しむビキニの姿の女性達の姿が見られます。これらのモザイク画は、宗教的な要素がない世俗的なものをモチーフにしています。また、建物の設備に着目すると、浴室は温湯パイプを利用した床暖房が完備されていて、この地域のローマ人貴族の生活ぶりを知ることができます。

アクセス
パレルモからピアッツァ・アルメリーナまで列車で約2時間半。そこからバスで約15分。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
アクセス
パレルモからピアッツァ・アルメリーナまで列車で約2時間半。そこからバスで約15分。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
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