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ヨーロッパ最大級の原生タイガが残る原生林
ロシアのコミ共和国のコミの原生林は、ウラル地方のツンドラおよび山岳ツンドラ、そしてヨーロッパに残る最大級の原生タイガ(北方林)を含む328万ヘクタールに及ぶ広大な地域を覆っています。この地域には針葉樹、ポプラ、カバノキ、泥炭地、河川、自然湖が広がり、50年以上にわたって継続的に監視・研究が行われてきました。これらの研究は、タイガの生物多様性に影響を与える自然過程を理解するうえで非常に重要な証拠を提供しています。
ロシア初の自然遺産
ここでは木材やパルプの原料とするための森林伐採、石炭や天然ガスなどの資源開発が続けられてきましたが、近年になって保護運動が盛んとなり、ロシアで初めての自然遺産として登録されました。この登録はロシアの自然保護の歴史に新たな一頁を開きました。地域は二つの保護区から構成され、ヨーロッパに残る最後の原生林の大規模な森林地帯を形成しています。これらの森は、人間活動の影響がほとんど及んでいない貴重な自然環境です。
タイガの宝庫:多様な動植物が息づくコミの森
コミの森は、1年を通じて地中温度が零度以下で凍結している永久凍土に覆われたツンドラと呼ばれる地域とタイガと呼ばれる針葉樹林地帯で構成されています。この地域には40種以上の哺乳類、204種の鳥類(オジロワシやミサゴなど、ロシアのレッドデータブックに記載される希少種を含む)、そして16種の魚類が生息しています。中でも特に貴重なのは、氷期の遺存種であるチャール湖の魚類やカワヒメマス(アークティック・グレイリング)です。
アクセス
モスクワからシクティフカルまで国内線で約2時間。コミ原生林は非常に広大で、一般観光客がアクセスできるのは主にユグド=ヴァ国立公園側。現地ツアー会社の4WDや専用チャーター機が移動手段。
執筆協力者PROFILE
民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。
アクセス
モスクワからシクティフカルまで国内線で約2時間。コミ原生林は非常に広大で、一般観光客がアクセスできるのは主にユグド=ヴァ国立公園側。現地ツアー会社の4WDや専用チャーター機が移動手段。
執筆協力者PROFILE
民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。
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