about
カリブ海にある17世紀オランダ植民地時代の港湾都市
ウィレムスタットの歴史地区は、1634年にオランダ人がカリブ海のキュラソー島のに設立した、植民地時代の貿易と行政の集落を代表する例です。セント・アナ・バーイの入り江の東岸にアムステルダム要塞が建設されたのを皮切りに、町はその後数世紀にわたって継続的に発展しました。現代の市街地は、プンダ、オトロバンダ、ピーターマーイ、スカローという4つの異なる歴史地区で構成されており、それぞれが異なる植民地時代の都市計画と開発の時代を反映しています。
ヨーロッパとカリブ海、多文化が融合した独自の建築
ウィレムスタットの建築は、オランダの植民地時代の都市計画や建築伝統を基盤としつつ、熱帯気候への適応や、入植地が交易を行ったスペインやポルトガルの植民地都市、そしてカリブ海地域の都市の建築様式の影響も受けています。アフロ・アメリカ系、イベリア系、カリブ海地域の人々の社会的・文化的背景が、都市の建築表現を豊かにしました。ヨーロッパの建築様式に地域的な要素が加わり、色彩鮮やかな独特の都市景観が形づくられました。建物外観を鮮やかな色で彩る伝統は、1817年に施行された行政命令に端を発し、太陽の光を跳ね返し眩しさをかじる白亜の壁から、外壁を赤色や青色、緑色などに塗ることで、視力を守る意図があったと言われています。
街路パターンと歴史的建造物が残る多様な歴史地区
ウィレムスタットは、1650年から1800年の間に形成された歴史的な都市構造が今も良好に保持されており、オランダ植民地時代の貿易集落を非常によく伝えています。最も古い地区であるプンダは17世紀に建設され、唯一防壁と城壁を持つ地区でした。他の3つの地区(ピーターマーイ、オトロバンダ、スカロー)は18世紀以降に発展し、プンダの細い路地やオトロバンダの街路など、歴史的な都市構造は比較的無傷のまま残っており、キュラソー・バロック様式など、多くの記念碑的建造物がデザイン、材料、職人技において真正性を保持しています。
アクセス
空港からウィレムスタット中心部まではタクシーで約20〜25分。市街地は徒歩で観光が可能。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
空港からウィレムスタット中心部まではタクシーで約20〜25分。市街地は徒歩で観光が可能。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
Similar Heritage
特徴が似た遺産を探す