ウッド・バッファロー国立公園
広大な内陸デルタや塩性平野が見られる

遺産DATA

地域 : 北米 保有国 : カナダ 所在地 : Northwest Territories and Alberta 分類 : 自然遺産 登録年 : 1983年 登録基準 : (vii) (ix) (x) 遺産の面積 : 44,800㎢ 座標 : N59 21 30 W112 17 36

about

カナダ最大の国立公園

カナダのアルバータ州北東部とノースウェスト準州の南部に位置する『ウッド・バッファロー国立公園』は、絶滅の危機に瀕していたシンリンバイソンを保護する目的で設立された国立公園です。その広さは約4万5,000㎢(九州地方より少し広い規模)であり、同国で著名な『カナディアン・ロッキー山脈国立公園群』よりはるかに広く、カナダ最大の国立公園となっています。かつてこの地には約6,000万頭以上のバイソンが生息していたと考えられていますが、ヨーロッパの人々がこの地に入植してからは、狩猟などで激減。なんと1,000頭以下にまで減り、絶滅が危ぶまれました。1922年に国立公園に指定されてからは徐々に生息数は増加し、現在は約40万頭にまで回復したと言われています。

ウッド・バイソン
ウッド・バイソン。大きな個体は体高約2m、体重約1tにもなる(©TSchofield/Adobe Stock)

多様な動物が生息する命あふれる地

この国立公園の最大の特徴はやはり名称にもなっているウッド・バッファロー(標準和名シンリンバイソン)なのですが、世界遺産に登録された大きな理由のひとつとして、アメリカシロヅルの現存する唯一の繁殖地であったからということも挙げられます。湿地帯は保護されてからは、わずか10数羽しか生息していなかったアメリカシロヅルが、およそ200羽まで回復したと言われています。また、公園内にはヘラジカやアメリカグマなど多様な動物も生息しており、また、世界最大級の内陸淡水デルタや塩の原野なども見られ、さらに北極圏に近いことからオーロラも観測することができます。以上のことから、非常に魅力的な国立公園となっており、今後の保全活動が期待されます。

アクセス

エドモントンからフォート・スミス空港まで飛行機で約2時間半。そこから車で約40分。

執筆協力者PROFILE

京都橘大学・大阪成蹊大学講師/NPO世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。

遺産DATA

地域 : 北米
保有国 : カナダ
所在地 : Northwest Territories and Alberta
分類 : 自然遺産
登録年 : 1983年
登録基準 : (vii) (ix) (x)
遺産の面積 : 44,800㎢
座標 :N59 21 30 W112 17 36

アクセス

エドモントンからフォート・スミス空港まで飛行機で約2時間半。そこから車で約40分。

執筆協力者PROFILE

京都橘大学・大阪成蹊大学講師/NPO世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。