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明代から清代の古民家
中国南東部の安徽省にある西逓と宏村には、明代から清代、14世紀から20世紀にかけての古民家が残ります。これらの古民家は「徽派建築」と言われ、漆喰を塗られた白い壁と濃灰色の瓦を特徴とした中国伝統の住居様式であり、現存数が少なく貴重です。また、中国史でもおなじみの明代の「新安商人」はこの安徽省出身であり、西逓と宏村には、交易で巨万の富を得た新安商人の住宅も数多く残されています。これらの村落は、明から清にかけての生活の様子を今に伝えています。

世界遺産、西逓と宏村の特徴
西逓は11世紀の宋の時代にできた村で、15世紀後半に胡氏が商売をここで初めて成功し、さまざまな建築物を建てていきました。古民家224棟、祠堂3棟、牌楼が1つ残されており、「古代民居の博物館」と称されています。一方、宏村は11世紀に汪氏により結成された村であり、当時は「作弘」という名でしたが、清の乾隆帝の名にあたるとして「宏村」と改名します。明代から清代の古民家137棟が残り、家々をめぐる水路もほぼ完全な姿で残されており、当時の様子が窺えます。また、清代の1814年に開かれた私塾「南湖書院」も、文化大革命後の再建ではありますが残っています。宏村は面白いことに、全体が「牛」の形となっており、出入り口が角の部分、村の前後の橋が足の部分となっています。
アクセス
西逓と宏村には上海から黄山北駅へ鉄道で約3時間。そこからそれぞれ西逓、宏村行きのバスに乗る。西逓に関してはバス停「西逓路口」で下車後、車に乗り換え。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
アクセス
西逓と宏村には上海から黄山北駅へ鉄道で約3時間。そこからそれぞれ西逓、宏村行きのバスに乗る。西逓に関してはバス停「西逓路口」で下車後、車に乗り換え。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
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