雲岡石窟
5世紀に築かれた曇曜五窟(第16~20窟)のうち、第20窟の如来坐像

遺産DATA

地域 : 東・東南アジア 保有国 : 中華人民共和国 所在地 : 山西省大同市 分類 : 文化遺産 登録年 : 2001年 登録基準 : (i) (ii) (iii) (iv) 遺産の面積 : 3.4875㎢ バッファ・ゾーン : 8.4681㎢ 座標 : N40 6 34.992 E113 7 20

about

建築家の伊東忠太が中国を訪れた時再発見

雲岡石窟は、山西省武周山南麓の断崖面の全長およそ1kmの範囲に現存する、252の石窟です。452年に即位した北魏の文成帝が、高僧曇曜(どんよう)の提言に従い、460年に開鑿を行ったのがその始まりです。文成帝は「曇曜五窟」と呼ばれる5つの石窟に、自身を含めた5人の皇帝を模した大仏を建立しました。494年、洛陽に遷都したことを機に造営は終息に向かい、石窟は存在を忘れられていきましたが、1902年に建築家の伊東忠太が建築研究のため中国を訪れ再発見しました。仏像は5万体以上あり、第20窟の如来坐像は傑作とされています。仏像は制作年によって様式が異なり、徐々に中国独自のものになっていった様子がうかがえます。

アクセス

最寄駅「大同南駅」からタクシー、バスで約30分。

執筆協力者PROFILE

萩原 卓
萩原 卓
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/森林インストラクター/自然観察指導員/国家資格キャリアコンサルタント

大阪府出身。大学卒業後電気機器メーカーに入社、2015年退職。在職時代世界遺産に興味を持ち、2010年世界遺産検定マイスター資格取得、以降世界遺産アカデミー認定講師として、大学、自治体、カルチャー教室等で世界遺産講座や世界遺産検定対策講座など多数実施中。

遺産DATA

所在地 : 山西省大同市
分類 : 文化遺産
登録年 : 2001年
登録基準 : (i) (ii) (iii) (iv)
遺産の面積 : 3.4875㎢
バッファ・ゾーン : 8.4681㎢
座標 :N40 6 34.992 E113 7 20

アクセス

最寄駅「大同南駅」からタクシー、バスで約30分。

執筆協力者PROFILE

萩原 卓
萩原 卓
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/森林インストラクター/自然観察指導員/国家資格キャリアコンサルタント

大阪府出身。大学卒業後電気機器メーカーに入社、2015年退職。在職時代世界遺産に興味を持ち、2010年世界遺産検定マイスター資格取得、以降世界遺産アカデミー認定講師として、大学、自治体、カルチャー教室等で世界遺産講座や世界遺産検定対策講座など多数実施中。