ザモシチの旧市街
大市場広場の北側には時計塔をもつ市庁舎がたたずむ

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : ポーランド共和国 分類 : 文化遺産 登録年 : 1992年 登録基準 : (iv) 遺産の面積 : 0.750391㎢ バッファ・ゾーン : 2.14916㎢ 座標 : N50 43 1 E23 15 10

about

ルネサンスの「理想都市」を体現

ザモシチの旧市街は、16世紀にポーランドの宰相ヤン・ザモイスキによって、イタリアの「理想都市」理論に基づいて建設されました。イタリアの建築家ベルナルド・モランドが設計を手がけ、当時の地形や要塞、そしてイタリアと中央ヨーロッパの建築様式が融合した建物となりました。街の中央の大市場広場は、アーケードのある商人の家々に囲まれ、広場の北側に立つ市庁舎の時計塔は高さ52mもあります。これは、ポーランドがルネサンスの社会的・文化的理想を受け入れたことを示す傑出した例となっています。

経済と文化を象徴する都市の機能

ザモシチは、西ヨーロッパと黒海を結ぶ交易路の要衝に位置し、商業の中心地として構想されました。碁盤目状に整然と区画された五角形の街並みをしています。邸宅、アカデミー、教会、要塞などが一つの都市計画の中に統合されており、居住、行政、教育、防衛の機能が複合的に備わっていました。このように、設計者の哲学と実用的な目的が完璧に結びついた、他に類を見ない都市です。

ザモシチの旧市街
イタリア人建築家を招いて設計された後期ルネサンス様式の小都市(©robnaw/Adobe Stock)

アクセス

首都ワルシャワからザモシチまでバスで4時間半~5時間ほど。

執筆協力者PROFILE

たまやん
たまやん
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。

遺産DATA

分類 : 文化遺産
登録年 : 1992年
登録基準 : (iv)
遺産の面積 : 0.750391㎢
バッファ・ゾーン : 2.14916㎢
座標 :N50 43 1 E23 15 10

アクセス

首都ワルシャワからザモシチまでバスで4時間半~5時間ほど。

執筆協力者PROFILE

たまやん
たまやん
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。