about
紀元前5世紀から残る駱越族の生活と儀式の記録
左江花山の岩絵群は、中国南西部の国境地域にある険しい崖に位置する38ヶ所の岩絵遺跡からなります。これらの岩絵は、駱越(らくえつ)族の人々の生活や儀式の様子を描いています。制作時期は、紀元前5世紀頃から紀元後2世紀にかけての長期にわたると推定されており、人物像が描かれていることが多く、その活気ある精神的および社会的な生活を鮮やかに伝えています。この岩絵は、伝統を物語る唯一の証人となっています。
青銅鼓文化の儀式を描いた唯一現存する証拠
この岩絵群が描く儀式の場面は、かつて中国南部で広く普及していた青銅鼓文化の儀式を表現していると解釈されています。青銅鼓やそれに関連する要素を描いた岩絵は、かつてこの地域に広まっていた青銅鼓文化と直接結びついた象徴的な記録で、この文化的景観は、青銅鼓文化がかつて存在したことを伝える唯一の証拠となっています。現在も青銅鼓は権力の象徴として中国南部で尊重されており、この遺跡は文化的および歴史的な意義が非常に大きいことがわかります。
カルスト地形と河川が融合した独特な景観
左江花山の岩絵群は、蛇行する左江とその支流である明江によってカルスト地形が切り開かれた険しい崖に位置しています。この遺跡は、カルスト、河川、台地から構成される周囲の景観の中に組み込まれています。この景観と岩絵の特別な組み合わせは、この地域の文化的景観のユニークな特徴を形成しています。これらの岩山は、今でも地元住民によって崇敬されており、人々の生活に影響を与える目に見えない力を鎮めるために儀式や供物が捧げられています。
アクセス
広西最大都市の南寧から崇左へ高速鉄道で約30〜40分。そこから寧明へ鉄道で約30分。更に花山岩絵景区へ車で40〜50分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
広西最大都市の南寧から崇左へ高速鉄道で約30〜40分。そこから寧明へ鉄道で約30分。更に花山岩絵景区へ車で40〜50分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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