大島の北岸に位置する沖津宮遙拝所。天気が良い日は沖ノ島が見える
構成資産DATA
今なお受け継がれる、遥拝という神聖な伝統
沖ノ島から約48㎞離れた大島の北側の海岸に、宗像大社沖津宮遥拝所があります。沖ノ島は島そのものがご神体であるため、原則として立ち入ることができません。そのため、行くことができない沖ノ島を遥拝(遥か遠くから拝むこと)するために、この遥拝所が設けられました。遥拝所の社殿は、沖ノ島をご神体として拝むための拝殿の役割を果たしています。このように、沖ノ島に関する禁忌や遥拝の伝統は、現在も大切に受け継がれています。階段の手前には「寛延弐年」(1749年)と刻まれた石碑が残されており、少なくとも18世紀中頃には、すでにこの場所に遥拝所が存在していたことが分かっています。なお、現在の建物は昭和8年(1933年)に建てられたものです。天気の良い日には、遥拝所の奥にある窓から、水平線の彼方に浮かぶ沖ノ島の姿をはっきりと望むことができます。
執筆協力者PROFILE
アレセイア湘南高等学校教諭/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師
國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。
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アレセイア湘南高等学校教諭/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師
國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。