モーツァルトの生家
黄色い集合住宅のうちのワンフロアに一家が暮らしていた

見どころDATA

ゲトライデ通り9番地に生まれたモーツァルト

ザルツブルクが生んだ歴史上最も著名な人物といえば、作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトでしょう。旧市街屈指の繁華街、ゲトライデ通り9番地に彼の生家があります。黄色い外観が目をひくこの建物は、現在、博物館として公開されており、オーストリアで最も訪問者の多い名所のひとつです。1756年1月27日、この建物の4階で誕生したモーツァルトは、両親や姉とともに少年時代をここで過ごしました。館内には、彼が幼い頃に愛用していたヴァイオリンやクラヴィコードなどが展示されています。さらに、直筆の楽譜をはじめ、肖像画や家族と交わした手紙など、貴重な資料も見ることができます。

5歳で作曲を始め、生涯の約3分の1を旅に費やす

モーツァルトの父レオポルトは、ザルツブルク大司教宮廷楽団のヴァイオリン奏者であり、作曲家としても活躍した人物でした。父から音楽の英才教育を受けたモーツァルトは、5歳で作曲を始めたといわれています。6歳になると初めての演奏旅行へ出発し、ウィーンのシェーンブルン宮殿も訪れました。当時の移動手段は馬車で、ザルツブルクからウィーンへ行くだけでも1週間はかかる大変なものでした。モーツァルトは35年という短い生涯のなかで、合計17回の演奏旅行を行いましたが、その旅に費やした期間は延べ10年以上にも及ぶそうです。モーツァルトの生家では、神童と呼ばれた幼少期から、旅に明け暮れた歳月、そして謎に包まれた最期に至るまで、さまざまな視点からその素顔に迫る展示が行われています。

執筆協力者PROFILE

記者(フリーランス)/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。

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執筆協力者PROFILE

記者(フリーランス)/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。