中世のラテン語では"Scoti"はゲール人全般を指し、特にアイルランドの住民を意味していた。そのため、ドイツ語ではアイルランド系の修道士はSchottenと呼ばれた
歴史と教育を伝える重要拠点
ショッテン修道院は、1155年にオーストリア公ハインリヒ2世ヤゾミルゴットによって創建された、ウィーン最古級のベネディクト会修道院です。アイルランド系の修道士たちが招かれたことから、「ショッテン」の名で知られるようになりました。中世には祈りの場であるだけでなく、学問や教育の拠点としても重要な役割を果たしました。現在も修道院内には名門校ショッテンギムナジウムが置かれています。17〜18世紀には大規模な改築が行われ、現在見られるバロック様式の教会や建物群が整えられました。
執筆協力者PROFILE
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ
世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。
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