1912年以降、徐々に開放型の現代的な公共広場として整備された天安門広場
見どころDATA
紫禁城の宮廷広場から現代的な公共広場へ
都心にある世界最大の広場とされる天安門広場は、明・清両時代、皇帝が政務を行った紫禁城(現在の故宮)の正門の外にあった宮廷広場でした。1912年以降、徐々に開放型の現代的な公共広場として整備され、現在の姿になりました。広場の重要な構成要素である天安門は明代に建てられました。かつては承天門と呼ばれていましたが、清時代に改築され、天安門と呼ばれるようになったそうです。北側と南側にはそれぞれ、宮殿前に建てられるような装飾性の高い石柱が一対ずつ配置されています。天安門は国家の儀礼の象徴でもあり、広場で繰り広げられた国家の歴史的瞬間を見守り続けてきました。広場には他にも、人民英雄記念碑、毛主席記念堂、人民大会堂、中国国家博物館などの建物が並び、荘厳な都市空間を形成しています。北京の中軸線における建築景観に調和した空間は、20世紀後半の中国において最も重要な建築上の成果の一つとされています。
執筆協力者PROFILE
毎日新聞記者・デスク/世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
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毎日新聞記者・デスク/世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。