建設当時は二院制だったハンガリー。上院と下院の平等の象徴として、ドームを境に大きさもレイアウトも同じ2つの議場が設計された
見どころDATA
19世紀の折衷主義を代表する壮大な名建築
ブダ城を中心とした歴史的な街であるブダ地区に対して、対岸のペスト地区にはハンガリーの近代化を象徴する建造物が建ち並んでいます。その中でも近代ハンガリーの象徴ともいえる建造物がネオ・ゴシック様式の国会議事堂です。自治国家の象徴たる建物として1884年に建築が始まった議事堂は、20年後の1904年に完成しました。建築家イムレ・スタインドルの設計による議事堂は、全長268mの規模と高さ96mのドーム(クーポラ)を有し、階段や廊下に敷かれた絨毯の総延長は20㎞にも及ぶとされています。当時の首相が「倹約は一切無用」として豪華絢爛に建造された議事堂には約40㎏もの22金が使用されました。また、当時最先端の技術だったセントラルヒーティングシステム、電灯、消火設備、電話が導入されるなど、ロンドン、ウィーン、ミュンヘンなどヨーロッパの主要な都市のそれに匹敵する優れた公共建築の一例とされています。


執筆協力者PROFILE
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
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2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。